L’Année dernière à Marienbad

邦題は『去年マリエンバートで』

この映画は1961年に公開されたフランス・イタリア合作映画である。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。

この映画の見所はココ・シャネルがデザインした衣装・衣装・衣装

服飾に興味がある人、CHANELやDIORなどビックメゾンが織りなすオートクチュールファションに少しでも興味のある人におすすめしたい。

我々がファッションのアーカイブに触れる場合、一番手早く手軽な方法は書籍だろう。しかし書籍に掲載されている写真は当然ながら動きがない。服というものは動的な物のため、必ずそれを計算に入れて仕立てる。生地もボタンもスパンコールもジュエリーも動きを計算に入れてデザインする。しかし写真ではそれが十分に発揮されない。

ショーでは過去のアーカイブから再構築された“今の”コレクションに仕立てるため、当時のコレクションをそのまま目にすることはない。また、我々一般人はショーを見たくてもよほどのことが無ければそれは叶わないだろう。

映画であれば演者と共に衣装も動き、カメラワークにより多方面から衣装を見ることができる。布の軽さ、重さ、動き、皺、艶、スパンコールやジュエリーの輝き、ヘアスタイル、メーキャップ。

よく映画でファッションデザイナーが衣装を手がけているということが話題になるのはそういうことである。